System(システム概要)
テクニカル指標の弱点
一般に行われているテクニカル指標を用いたEAによるシステムトレードは、
時間とともに各テクニカル指標には全てのファンダメンタルズの要素が織り込まれていくことを前提にトレードを行います。
しかし、重要経済指標の発表などがあった場合では、ときに相場が急変してサインのタイムラグが必ず発生します。
つまり、サインが現れるのが遅くなってしまうわけですから当然その時点でロジックが崩れます。
そのために通常システムトレードではあらかじめ経済指標を避けることが普通です。
これはシステムトレードのみならず、裁量トレードも含めてテクニカル指標を用いた投資手法の弱点とも言えます。
FXのシステムトレードとして最も普及しているメタトレーダーのEAですが、市販のEAで運用時間の指定が出来るものは事前に停止することも可能ではあるものの、数多くの経済指標を把握して時間設定をすることは大変困難な作業となります。
Forex Event Defender(フォレックスイベントディフェンダー)は公表されている経済指標カレンダーを読み込み、指標前の任意の時間で口座内で稼働している全EAを制御することができますので、指標時の乱高下による相場の変動を気にすることなく、安心してEA運用を続けることができます。
Forex Event Defenderの運用例(特典のPremium版・コントロールEAでの運用)
EAの動作環境(同一口座内で稼動させているEAの数や通貨ペアの種類など)は、
利用者によって千差万別です。
Forex Event Defenderでは、どのようなEA稼動環境に対応できるのか、
特典の運用例マニュアルから、運用条件の部分を抜粋したものを紹介します。
◆ ポジション制御を行わない場合(コントロールEAを使用しない場合)の運用例
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運用例1
a.「米雇用統計(非農業部門雇用者数)(Non-Farm Employment Change)」と「米政策金利(Federal Funds Rate)」
の指標発表1時間前に動作中のEAを停止させ、発表30分後に再稼動させます。 -
運用例2
a.同一口座内で、USDJPY、EURJPY、AUDJPYの通貨ペアで3つのEAを稼動させています。
b.米国の重要度が「高」の指標発表1時間前にUSDJPYのEAのみを停止させ、発表30分後に再稼動させます。
EURJPYとAUDJPYの2つのEAは停止させません。 -
運用例3
a.同一口座内で、EURUSD、GBPUSD、AUDUSDの通貨ペアで3つのEAを稼動させています。
b.ユーロ関連の指標前にはEURUSDのEAのみ、英国指標の発表前にはGBPUSDのEAのみ、
豪州指標の発表前にはAUDUSDのEAのみを、それぞれ停止させます。
(重要度が「高」の指標だけを対象とします)
c.「米雇用統計」と「米政策金利」の発表前には、3つすべての運用中のEAを停止させます。
◆ ポジション制御を行う場合(コントロールEAを使用する場合)の運用例
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運用例4
a.「米雇用統計」と「米政策金利」の指標発表1時間前に動作中のEAを停止させ、発表30分後に再稼動させます。
b.停止させた際に、保有するすべてのポジションを決済し、指値・逆指値注文を削除します。 -
運用例5
a.同一口座内で、EURUSD、GBPUSD、AUDUSDの通貨ペアで3つのEAを稼動させています。
b.ユーロ関連の指標前にはEURUSDのEAのみ、英国指標の発表前にはGBPUSDのEAのみ、
豪州指標の発表前にはAUDUSDのEAのみを、それぞれ停止させます。
c.英国指標の前限定で、EA停止後にGBPUSDのポジションにSL・TPが設定されていない場合、
"SL=50"、"TP=50"を自動設定します。
d.「米雇用統計」と「米政策金利」の発表前には、3つすべての運用中のEAを停止させ、
通貨ペアにかかわらず、すべての保有ポジションを決済します。 -
運用例6
a.同一口座内で、EURUSD、GBPUSD、AUDUSDの通貨ペアで3つのEAを稼動させています。
b.ユーロ関連の指標前にはEURUSDのEAのみ、英国指標の発表前にはGBPUSDのEAのみ、
豪州指標の発表前にはAUDUSDのEAのみを、それぞれ停止させます。
c.英国指標の前限定で、EA停止後にGBPUSDのポジションにSL・TPが設定されていない場合、
"SL=50"、"TP=50"を自動設定します。
d.「米雇用統計」と「米政策金利」の発表前には、3つすべての運用中のEAを停止させ、
EURUSDとGBPUSDの保有ポジションを決済します。AUDUSDのポジションは決済せずにそのままにします。
いかがでしょう?
ご覧のようにForex Event Defenderは、
多種多様なEA稼動環境に対応できるように設計・製作されております。
(もちろん、上記運用例はどれも設定・稼動が可能で、設定方法は運用例マニュアルに詳細に記載されております)
また、稼働中のEA停止のみならず、既存の保有ポジションをどうするか?
は頭の痛い問題ですが、特典のコントロールEAを使うことによって
それらの問題を一気に解決することができます。
Forex Event Defender Premium版の多彩な機能
・世界標準時間(GMT)
・サーバー時間(ブローカーの時間)
・PCローカル時間(日本時間)
の中から表示させる時間を自由に選択が可能です。
・1週間のはじまりの指定時刻に [今週の経済指標] をメール送信!
・毎日指定時刻に [今日の経済指標・明日の経済指標] をメール送信!
・指標発表の指定時間前に [次の経済指標] をメール送信!
今週一週間の経済指標の日時・国名・重要度・経済指標名を画面上に表示させることができます。
画面上のニュースや経済指標名などを日本語表示にすることが可能です。
もちろん、メール内容も日本語で表示されます。
窓明けでやられてしまう月曜日のトレード制御機能をつけていないEAや任意の時間制御できないEAも「週初め停止機能スイッチ」と「週末停止機能スイッチ」並びに「時間停止機能スイッチ」で制御できます。
任意の日時等を「CSVファイル」で設定しておき、EAの稼働を止めることが可能です。
例えば、米国のホリデー、バカンスの時期や年末年始などを事前にカレンダー登録しておき、指標以外にもEAの制御を行うことができます。
それぞれの機能を使用するかどうかを自由に選択でき、
文字の大きさや週間経済指標カレンダーの表示位置などもカスタマイズ可能です。
トレーディングシステム・メタトレーダー4(MetaTrader4)
Forex Event Defender for MetaTrader4 推奨システム環境
OS:Microsoft Windows XP/2000/Vista/Windows7/Windows8/Windows8.1
CPU:1.40GHz 以上
RAM:1GB 以上 HDD:2GB以上の空き容量
ディスプレイ解像度:1024 x 768 以上
MetaTrader4プラットフォームは こちらから 無料でダウンロードすることができます。